シャティン競馬場にて・・・。


ホテルから電車に揺られること40分。競馬場に直結した駅から連絡通路を通って競馬場に付くとそこに広がるのは色鮮やかな緑の濃淡で縞模様に化粧が施されたターフ。その向こう上面のやや左側に14頭の馬が輪乗りを行っていた。寝坊のため13:00から30分間隔で行われる1,2レースには間に合わず、これから3レースが始まろうとしていた。
そのレースには、2倍台の信用できそうな馬がいた。信用できそうなとはいっても、「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」という香港では1、2を争う英字新聞ではあるが、その総合新聞の中に含まれている競馬新聞なのでたいした情報は書いていない。そんな中で判断した「信用できそうな」という意味である。裏を返せばかなり怪しいともいえる。


先日のハッピーバレーで馬券の買い方も、新聞の見方も何も分からないままで、総合成績欄だけを参考にしてボスポラスでHK$740*1持って行かれた後遺症からか、かなり香港競馬に対して弱気だった僕はその信用できそうな馬から適当に6頭に$10づつ馬連で流すという一番ダメなパターンになってしまっていた。

結果その、もはや怪しげな人気馬は沈み、3連単で50万、3連複でも12万という大荒れに終わった。
ハッピーバレーでは資金不足のため強行できなかったボルチモアをここですべきと判断。そんなこともあろうかと、財布には$1200余りを放り込んでおいた。

THE TIME HAS COME


すでに香港競馬2日目で投票用紙にもだいぶなれ、14箇所の全てにマークし、これはあまりにも点数が多いため、$10では気が引けて1点$2にし、窓口に現金と一緒に渡した。が、ここで危うく国際問題になろうかという事件が勃発した。



窓口A:No banker*2? Oh,it's impossible.

「What?This is the Boltimore. Bunker isn't exist. Do you know Baltimore? I'm the founder of baltimore. It is made up of two persons,I and マッチョ.」

といってみても何かが変わるわけでもなく、僕はそのレースを見送った。ちなみに結果は1番人気は沈んだものの200倍そこそこといったところ。買わずに正解。



そんなこんなでボルチモア海外上陸計画は香港ジョッキークラブの前に為すすべなくあえなく玉砕した。やろうと思えばボヘミアン12段構えでボルチモアできるのだがそこまでやる気力もうせていた。
$900使ったが、1度も払い戻しを受けることはなかった。まずガイドブックで紹介されていた英語版の競馬専門誌を街中で見つけられなかった時点で勝負はもうついていたのかもしれない。
今回の旅行で金がすっとんでいったので、愛しの中京開催はちょっとおとなしくしておかないといけません。とりあえず今週も飛ばして6日目からぼちぼちボルチしていこうかと。

*1:がいくらなのか知らないなら適当に調べてください。まあ、僕の1日の負けの限度なので想像は付くと思うが・・・

*2:おそらく軸馬のこと